主要取扱い商品


 
MEISSEN

 マイセン窯は、ザクセン王家の御用窯であり、ヨ−ロッパ最古の磁器窯として名高い名窯である。1710年、ザクセン王アウグストス二世の命を受けた錬金術師ベッドガ−は、東洋磁器に劣らぬ光沢を持った、白色磁器の製作に成功した。当時ドレスデン王宮内にあったこの窯が、近郊のマイセンに移って、マイセン窯となったのである。初期には東洋写しが多かったが、後に王朝風の色絵付けに成功し、1731年に名匠ケンドラ−が招かれて、有名な磁器人形が作られることとなったのである。 ヨーロッパの名窯は、すべてこのマイセン窯の影響から生まれたといって過言ではない。現在も、この窯の作品を所有することが、すなわちステータス・シンボルであるといわれる程に、高い評価を持ち続けている。

GALLE

 エミール・ガレは、1846年ロレーヌ県ナンシーに生まれた近代工芸界の巨匠である。父の下で陶芸を学び、ついで木工、金工を手がけ、後、硝子工芸を主として製作するようになった。1865年ワイマールの美術学校に留学し、帰国後、1873年ナンシーに自分の工房を創設した。自然界の持つ曲線をデザインの基本とし、日本人画家高島北海との交際によって、東洋の花鳥絵に目を開かされたガレは、独自のデザインにより、フランスに於けるアールヌーヴォーの指導者となった。19世紀末には、彼を慕って多くの優秀な作家達がナンシーに集まり、ナンシー派と呼ばれる芸術家集団を形成した。ガレを始めとするこの作家達の作品は、ナンシー派美術館と、パリのオルセー美術館に収蔵されている。

DAUM

 オーギュスト(1853-1909年)とアントナン(1864-1930年)のドーム兄弟は、ロレーヌ県ナンシー市に、硝子工場を経営するジャン・ドームの息子として生まれ、父の下で修業した後、先輩であるエミール・ガレの影響を受けて、1887年頃から芸術的硝子工芸に転じた。彼等の下には多くの優秀な工芸家が集まり、今日ナンシー派と呼ばれる芸術家集団を形成した。ドームを始めとする彼等の作品は、ナンシー派美術館、ナンシー市立美術館とパリのオルセー美術館に収蔵されている。


 
 
ART NOUVEAU

 アールヌーヴォーとは、フランス語で新芸術を意味し、1870年代から1900年代へかけて、全ヨーロッパに熱狂的な流行を見た芸術様式であった。このスタイルは、自然界のもつ曲線をデザインの基本とし、これに当時流行の東洋趣味が加わった幻想的なものであった。
 
 

 

ART DECO

 アールデコとは、1910〜20年代に、全ヨーロッパに流行した芸術様式で、モダニズムを基調としたものである。この運動は世紀末の流行であったアールヌーヴォー様式の曲線に対して、明るい直線的な表現を好んだ。この時代は、第一次世界大戦が起こり、男性の手不足から、女性が社会へ進出するきっかけともなったので、これに伴って、長いドレスが短くなり、長い髪は断髪となったのである。
 


 
その他アクセサリー、ワイングラス、コーヒーカップ等の小物から家具、彫刻等の大型商品まで、取扱い商品は多岐にわたっている。